☆PROTO LEATHERSおわんのバッグ工房☆

当工房のバッグや小物はすべてオリジナルの手作りハンドメイドです!

コバと床面などの処理。


今日は当工房で行っている革パーツなどのコバ(横面)と床面(革の裏側)の処理を簡単に説明させて頂きます。
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細く切り出した革などはそのままでは野暮ったく、また持ち手などにした場合、
角が手に当たりどうしても気になってしまうものです。
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この様なベルトパーツや持ち手などの角をエッジャーと呼ばれる道具で落として行きます。
面取りなどとも言います。
革によってはスリッカーと呼ばれる硬い木の棒でつぶして処理します。
これらの作業を行うだけで、革のパーツの一つ一つの見栄えが変わり、最終的にバッグの完成度を高めてくれます。
大体そうですが、当工房でも必須の作業です。
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次にそのままでは革のささくれなどがあるので、目止め液などを塗布してウッドスリッカーやガラス板などの硬くてつるつるした物で磨いて行きます。
これも必須の作業です。
この後、コバに軽く蝋を入れて更に磨きます。
これらの処理をしていない革パーツと処理後のパーツの見栄えは並べて見ると一目瞭然です。
次回はパーツの比較を載せておきます。
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道具の一部です、
自分で使い安い様に多少の加工を加えながら、道具、工法共に試行錯誤を繰り返しております。
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最近のお気に入り、アメリカのC.S.オズボーン社のエッジャー。
とても使い勝手が良く、全てのサイズを揃えたくなります。

当方のオークションです。
ぜひご覧くださいませ。